今回は中古マンション購入を検討されている方に向けて、何年住めるのかについてご説明していきます。
マンションの寿命と建て替え状況がポイントになりますので、確認していきましょう。
中古マンションに何年住める?マンションの寿命とは

まずは中古マンションの寿命についてご説明していきます。
マンションは基礎部分や外壁などの、躯体部分(くたいぶぶん)だけをみると50年以上の耐久性があるといわれています。
時期に合わせた必要なメンテナンスをしているかどうかによっても変わりますが、比較的長いといえるでしょう。
また国土交通省の資料「RC造(コンクリート造)の寿命に係る既往の研究例」によると、鉄筋コンクリート造建物の物理的寿命は117年と推定されています。
100年以上の耐久性があるとされているのですね。
日本においてマンションが一般供給しはじめたのは1963年から1964年となっています。
今後時間の経過とともに、歴史あるマンションが増えるのが予想されるでしょう。
次に設備部分の寿命が何年くらいかに関して、ご説明していきます。
たとえば給排水管などの配管関係は、26年から30年で交換が必要です。
給湯器は11年から15年で交換、キッチンなども部分交換が必要になります。
設備はこのように修繕や交換が必要になってくるため、その都度直せないと住み続けられない点で注意が必要です。
中古マンションには何年住める?建て替えは起こるのか
次に中古マンションの建て替え状況について、ご説明していきましょう。
マンションの建て替えは、入居者全員で編成される管理組合の意思で決定されます。
しかしこの合意形成には5分の4以上の議決が必要です。
そのため管理組合が機能していない場合には実現が難しくなります。
また時間をかけたくない人や、費用を負担できない人が多い場合にも実現が難しくなるでしょう。
とくに老朽化が進んだマンションには高齢者が多く住んでいる場合も多く、さまざま理由で反対が起こることもあるようです。
そのような背景から、実際にこれまで建て替えをしたマンションは2019年4月1日時点で、準備中のマンションを入れてもわずか287棟です。
日本にあるマンションは約657万戸のため、仮に1棟50戸で計算すると13万棟になります。
そこから計算される、建て替えをしたマンションの割合は0.004%です。
つまり実際に話が進むケースは、少ないのが現実なのですね。
このような実際の状況から、設備面で長期修繕計画を綿密におこなっているか、修繕積立金の積み立て状況はどうかが重要になってくるのがわかります。
長期修繕計画として30年スパンで作成されているか、細かい項目にも言及しているかに着目するのがおすすめです。
また修繕積立金が不足しているマンションだと、必要な時に十分な修繕ができず住めなくなりますので、その点も注意が必要です。
まとめ
中古マンションに何年住めるかをまとめました。
マンションは建物として耐久性が高いですが、住める環境づくりとして設備のメンテナンスが欠かせません。
また修繕計画がしっかりされている、建物を選ぶのがおすすめでしょう。






